コラム

vol. 014

カラダの消化器管の働き

私たちは食事をすることで、食物の持つたくさんの体に必要な栄養素を体に取り入れています。
食物は口から入ってきますが、体内では食道・胃・腸など、全長9メートルにも及ぶ消化管の中で次第に食物が分解され、吸収され、最後には糞便となり排泄されております。
では、簡単に順番にまとめてみます。

①まずは口です。
日常あたりまえのように行っている行為ですが、消化器としての役割と考えると、
入り口である口は消化器として大切な役割を担っています。
食事をした食物はまず口の中で噛み砕かれ、消化されやすい形へと姿を変えます。
そして、唾液をよく混ぜ合わせて唾液に含まれる消化酵素によって飲み込みやすい形に変化しています。

②次に食道を通過します。
食道の働き
食道は25cmほどの管で、消化吸収作用はありませんが、入り口にある輪状咽頭筋が収縮することで、空気が食道に入ったり、食べ物が逆流したりするのを防いでくれます。
そして、飲み込みやすい形になった食物は、食道の筋肉の動きにより胃に送られます。

③胃に到達
胃はおもに食べ物の消化と殺菌を行います。
胃は食道と十二指腸の間に存在する袋状の臓器で、筋肉で形成されています。
胃液は強い酸性です。胃液には分解する酵素が含まれていて、食物の消化を行なうことに加え、食べ物とともに入ってきたウイルスや細菌の増殖を抑えたり、殺菌しています。
胃自体には栄養素を吸収する機能はほとんどなく、アルコールや水などの一部のものは胃から吸収されます。

④小腸の働き
小腸は6~7mにも及ぶ管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸に分けられます。
栄養素(糖質、たんぱく質、脂質、ビタミンなど)と約90%の水分が小腸で吸収されます。

小腸の入り口にあたる十二指腸は30cmほどの長さですが、食物は十二指腸から空腸、回腸へと送り込まれ、およそ3~4時間で小腸を通過します。食物は、腸液、胆汁、膵液にそれぞれ含まれる消化酵素によって、たんぱく質はアミノ酸に、糖類はぶどう糖などの単糖類に、脂質は脂肪酸などに分解され、吸収されやすい状態になります。

⑤大腸の働き
大腸は盲腸、結腸、直腸に分けられます。
大腸の太さは小腸の2倍くらいありますが、長さは1.6m程度で小腸よりは短い腸管です。

大腸の役割は、大きく分けて、水分の吸収と排泄物の貯蔵との2つです。

小腸までで消化され、栄養素を吸収された食物は大腸へと送られてきます。小腸で栄養素を吸収された食物の残りかすは、どろどろの状態になっています。そこに水分が吸収され、しだいにかたくなってゆきます。それが糞便として排泄する為に、結腸から直腸へと送られます。その中の圧が高まると便意が起こり、ぜん動運動が活発になると排便されます。
また、小腸で吸収されなかった残りの栄養素やカリウム、ナトリウムなどの電解質もこの間に吸収されます。

私たちのカラダは大きく分けると上記のような流れで栄養を吸収し、排泄まで至っているのです。