コラム

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メタボリックシンドローム ①

メタボリックシンドローム(メタボ)という言葉を、テレビやインターネットなどでもよく見かけるように
なりました。メタボリックシンドロームとは、どのようなものなのでしょうか。

2005年に、メタボリックシンドロームの判定基準が策定されました。
①腹囲(腰回り)男性85cm以上、女性90cm以上
②中性脂肪150mg/dl以上・HDLコレステロール40mg/dl未満
③血圧130/85mmkg以上
④空腹時血糖値110mg/dl以上

①に加え、②③④のうち2項目以上が該当すればメタボリックシンドロームと診断されます。
腹囲が大きいだけでは、メタボリックシンドロームにあてはまるとはいえません。
これらの異常が重複し、その数が多くなるほど動脈硬化を進行させる危険が高まることがわかっています。

特定健康診査・特定保健指導では、この考え方をとりいれ検査が行われています。
「メタボ健診」などと呼ばれることもありますが、メタボリックシンドロームだけを見つけるために
行っているわけではなく、動脈硬化による心臓病や脳卒中などになりやすい状態を発見し、それらを
予防するための検査といえます。

メタボリックシンドロームと診断されたら、解消に向けた取り組みをスタートさせましょう。