コラム

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メタボリックシンドローム ③

メタボリックシンドロームは、内臓肥満に関連しておこります。
適正体重を目標に、食事では魚や大豆製品、野菜、海藻類、きのこ類などを多く摂るように心がけましょう。
肉や穀物より野菜を先に摂るような食べ方をすると満腹感を得られやすくなるのでおすすめです。

また、好きな食べものを優先してしまいがちですが、食事を見直すと今まであまり食べてこなかった食物のおいしさに気づくこともできます。食の偏りを整え、さまざまなものをバランスよく食べることで、無理なく楽しみながら健康的な身体づくりをしていきましょう。
また、喫煙習慣のある方は禁煙も重要です。
喫煙することで血管が収縮し、血中コレステロールを増やします。

悪玉コレステロールが増えると血管の壁を傷つけることになり動脈硬化の発症リスクを高めます。ニコチンには、血管を収縮させ、血中コレステロールを増やし、血小板の粘着性を高めるといった働きがあるため、禁煙することをおすすめします。
メタボリックシンドロームの用語は、「メタボ」と省略され、耳にすることが多くなってきました。
単に太っていることや、腹囲が大きいという意味で使われていることもあります。
正しい意味を理解し、無理のない運動、食生活の改善、禁煙等でメタボリックシンドロームの解消をすることが大切です。
実践するときには、身体への影響がないか、かかりつけ医に相談してから始めましょう。