コラム

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ヒートショック ②

ヒートショックは誰にでも起こり得る症状ですが、年齢を重ねると特に持病がない方でも、
血圧の急激な変化に身体が対応しづらくなるため、65歳以上の方は注意が必要となります。
また、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病がある方や、心臓、循環器、血管や脳の持病がある方、
睡眠時無呼吸症候群、不整脈、肥満のある方は急激な血圧の変化でヒートショックを起こすリスクが高まるため、意識して予防と対策を行いましょう。


〈冬季の入浴時に起こりやすいヒートショック〉
寒い季節の入浴の際、ヒートショックが起きやすいことが知られています。
特に、熱いお湯につかるのが好きな方、長時間の入浴が好みの方、
食事をしてすぐ、または飲酒してすぐの入浴習慣のある方は注意が必要です。
入浴中の体温や血圧の急な変動を抑え、心臓や血管に負担をかけないよう、
お湯の温度や入浴時間を調整し、ヒートショックの予防となるような入浴方法の工夫を心がけましょう。


次回のコラムでは、ヒートショックの対策についてお話していきます。