コラム

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漢方の効き目について①

漢方薬は、服用して劇的に効く人もいますが、効果がいまいち出てこない人もいます。
日本式の漢方は、中国の中医学や韓国の韓医学と異なり、
江戸期の鎖国の中で、古典の条文と各派の経験をまとめて言い伝えられた秘伝を基に発展したものなので、
適切な処方を使うと良く効く確率が高くなります。
ただし、服用のタイミング、服用方法、製品の作り方などによって、効果が大幅に変わることもあります。

たとえば、ふだん丈夫な人が風邪を引いて寒気がしたために、
『葛根湯』を服用しようとしている場合を例に挙げてみます。
『葛根湯』は、体を温め、発汗を促すことにより熱を下げる方剤となっています。
そのため、『葛根湯』の顆粒状の製品を熱い湯で服用する、
あるいは『葛根湯』の煎じ薬を熱い状態で服用して汗をかけば、その後すぐに治ります。
しかし、『葛根湯』の錠剤を冷たい水で飲んでも、発汗しないので、効果を感じにくいです。

このように、体質に合っているはずの漢方薬なのに全く効果が無いというときには、
その漢方薬の性質に合う服用方法で飲めているかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。