今回は、とやまのお薬の歴史の中でも根底にある「置き薬」についてお送りします。
置き薬といってもピンと来ない方、置き薬は他に、富山の売薬さん・富山のくすり売り・常備薬・配置薬・
配置販売業・風船のおじさんなど、人それぞれで様々な愛称を得ながら成長してきた独特のシステムです。
置き薬販売とは、ご家庭に預けた薬箱を定期的に訪問し、使用した分のお薬代を頂く後払いで運営されてきた「先用後利」の販売で300年もの歴史があり、人と人との密接な繋がり・信頼関係とともに現在があります。
代表的なものでは、はら薬「赤玉」や銭湯桶で有名な「ケロリン」・「六神丸」などがあります。
現在ドラッグストアやコンビニエンスストアで、薬を手軽に入手できる時代となりました。
その中で「安心をお届けする」人と人との密接な繋がりが、現在も置き薬という形で残っています。