コラム

43

もしかして「副鼻腔炎」かも?

「副鼻腔炎」とは、ウイルスや細菌に感染したり、花粉やハウスダスト等により副鼻腔に炎症が起こって
いる状態をいいます。症状が1か月以内におさまるようであれば「急性副鼻腔炎」3か月以上続く場合には、
「慢性副鼻腔炎(蓄膿症)」と診断されます。
炎症のために鼻粘膜が腫れると、副鼻腔と鼻腔の通りが悪くなります。風邪をひいたあと、なかなか鼻汁が
とまらない、のどにひっかかるドロッとした鼻づまりが残っているなどの症状が長引くような場合は、もしか
すると副鼻腔炎かもしれません。

副鼻腔炎にみられる代表的な症状としては、
「鼻づまりがなかなか治らない」「鼻づまりがあり息苦しい」「鼻をかんでもスッキリしない」
「ドロッとした粘り気のある黄色い鼻水がでる」「鼻水がのどに落ちる」「匂いや味がわかりにくい」
「仕事や集中できない」「頭が重い・頭が痛い」「目の奥のあたりが重い」「ほおのあたりが痛い」など
さまざまな症状があります。

副鼻腔炎が慢性になると治癒までに時間を要することが多いですが、治りにくくしている要因に食生活や
生活環境、体質などの要素も関係しているといわれています。