コラム

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副鼻腔炎の予防とは

慢性副鼻腔炎の基本的な予防は、花粉やハウスダスト、ウイルス等の侵入を防ぐことになります。
通常、鼻は外から入ってきたウイルスなどの異物を鼻水と一緒に排出する働きをしていますが
炎症で鼻水の粘り気が多くなると、この排出させる働きが落ちていきます。

疲れやストレスなどで、体の免疫力・抵抗力が落ちると、雑菌などの異物が排出されずにとどまり、
粘り気のある鼻水によって副鼻腔がふさがるので膿がたまり、粘膜が腫れ、さらに異物が排出され
にくくなるという悪循環を起こします。

ふだんから、免疫力や抵抗力を落とさないよう規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけ、
十分な休養と睡眠を取ることが大切です。

また、副鼻腔炎の予防として鼻腔内を清潔に保つために、鼻の洗浄も効果的です。
細菌やウイルス、花粉等を洗い流すと風邪予防や花粉症対策にもなるのでおすすめです。

また、市販の点鼻液を購入される場合は自己判断で常用すると悪化させる恐れもありますので、
必ず添付文書をよく読んで正しく使用しましょう。

副鼻腔炎症状を抑えるのみでなく、その原因を取り除いていくことが重要になります。