コラム

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血管を丈夫にする

血液サラサラを目的に水分補給をすすめる根拠は、血管内の水分が減ると
血液がドロドロになって詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞(脳卒中)のリスクが大きくなるためです。

水分補給の目的が、高血圧や糖尿病・高脂血症など、動脈硬化を起こす可能性を抑え、血栓が心臓や
脳血管に詰まるのを防止することだとすれば、血管の柔軟性を高め傷つきにくくする・・・
言いかえると、血管を丈夫にすることが大切となります。

適切な食事や運動、ストレスの解消などを心がけ、生活習慣を整えることで、血管の老化をおさえて
丈夫でしなやかな、健康的な血管づくりを目指しましょう。

漢方薬では「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」の服用がお奨めです。
「桂枝茯苓丸」はエキス製剤ではなく、生薬末の製剤であることが重要で、生薬末を使用したもので
あれば、内出血を起こしにくくなり、(具体的には青あざができにくい・出来てもすぐに薄れるなど)
丈夫になった効果を実感することができます。
常に体を巡る「血(けつ)」の滞りの緩和に用いられています。

次回は「養生」についてお話します。