コラム

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血圧高めと言われたら ①

心臓から送り出された血液が血管に与える力を「血圧」といいます。
高血圧とは上の血圧と呼ばれる収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、または下の血圧と呼ばれる
拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上の場合に診断されます。                                              

高めの血圧とは、収縮期血圧(上の血圧)が130〜139mmHg、拡張期血圧(下の血圧)が85〜89mmHg
となることを指し、こちらも注意が必要となります。
ほとんどの場合、自覚できる症状があらわれないため、健康診断や人間ドックなどで「血圧が高め」と言われ
はじめて気づくことが多いのではないでしょうか。
       
症状がないからといって、放置すると高血圧へと移行してしまう可能性が高いので、注意が必要です。
血圧の高い状態が続くと、血管の内側が徐々にダメージを受けてもろくなったり、柔軟さが失われて
硬くなったりします。この状態を「動脈硬化」といいます。                                                
動脈硬化がすすむと、心臓病や腎臓病・脳卒中などを起こす可能性が高くなりますので、血圧高めと言われたら
放置しないで高めのうちから生活習慣や食事の見直しをはじめることが大切です。