季節や体質・体調に合わせてつくられた食事が、薬膳だとお伝えしてきました。
旬の物を摂ることが、その季節の体調を整えることにつながっていきます。
今回は〈春〉のレシピをご紹介します。
菜の花の梅おかか和え
材料(2人分)
菜の花 100g
梅 2個
塩 少々
鰹節 少々
白ごま 少々
① 菜の花を、塩少々を加えた熱湯でさっと茹でて、冷水にとる。
茹でる時は、茎部分とやわらかい葉部分に分け、茎から先にお鍋に入れます。
② キッチンペーパーなどで水気をしぼり、冷まして食べやすい大きさに切る。
③ 梅は種を抜き、すりつぶしておく。
④ すりつぶした梅肉をボウルに移し、鰹節といれ混ぜ、菜の花とあえる。
⑤ お皿に盛り付け、白ごまを振れば完成です。
漢方医学では、カラダの働きを
「心臓」「肝臓」「肺臓」「脾臓」「腎臓」の5つに分類し、五臓とよんでいます。
〈春〉は五臓の中の「肝」が影響を受けやすいとされています。
「肝」を養う食材を取り入れましょう。また、適度な酸味も効果的です。
ただし、酸味は摂り過ぎると「脾胃」を弱める場合がありますので注意が必要です。