コラム

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「気・血・水」①「気」

漢方では、カラダを巡る 「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という3つの因子が
重要だと考えられています。
「気・血・水」がそれぞれ不足したり、滞ったりせず、バランスよくカラダを巡っていることが
健康の維持には大切です。

「気」とは元気・気力などの生命エネルギー。カラダに気が巡らないと様々な影響がでてきます。
気の不調で代表的なものが、「気虚(ききょ)」と「気滞(きたい)」です。

気虚(ききょ)
過労やストレスなどによって、「気」が不足すると「気虚」となります。新陳代謝機能や免疫力が低下し、
疲労感や倦怠感、気力の低下、食欲不振、体温の低下などをおこす原因となります。

気滞(きたい)
「気」が滞ると「気滞」となります。イライラ、不安、憂うつなど精神的に不安定な状態で、頭痛、肩こり、
不眠症などを起こす原因となります。

気の不調を予防するためには、質の良い睡眠をとる、暴飲暴食をさける、ストレスや疲労をためこまない
有酸素運動などの適度な運動、入浴やストレッチなどで気分をリフレッシュさせるなどがあります。