コラム

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「薬食同源」とは?

薬膳は“薬食同源”という考えが基本になっています。
「薬食同源」とは、「薬」と「食」とは源は同じ、すべての食物には薬と同じような効能があり、
間違った食事をすると病を起こすもととなり、反対に体によい食材は健康を保つためには欠かせない
ものであるという考え方です。

四季折々の旬の食材は、その時期に身体に必要な栄養素をたくさん含んでいるため、旬にはもっとも
美味しく感じられます。旬のものは滋養があるという古くからの知恵で、春は芽のもの、夏は葉物、
秋は実の物、冬は根のものといいます。

現代では、野菜類のほとんどが通年において食することが可能ですが、旬の季節こそが美味しく食べられ、
体にとっても良いタイミングとなります。

身体と向き合って、その日の体調も考えながら身体によいものをできるだけ摂りたいものです。
次回は薬膳での「五味」についてお話します。