免疫機能を正常に保つことを意識した生活習慣を、3つのポイントにわけてご紹介します。
1 運動 … 激しい運動よりも1日に数十分くらいの、軽く汗をかく程度の適度な運動を続けることが
ポイントです。適度な運動で体温が上がり、自律神経も整うため、免疫細胞が活性化するといわれています。
ウォーキングや軽いストレッチなどの有酸素運動を、無理なく楽しめる範囲で継続して行いましょう。
2 睡眠 … 睡眠中には、傷んだ細胞を修復したり疲労を回復させる働きをするホルモンが分泌されるほか、
心身ともに緊張が解け、リラックスすることで免疫細胞の働きが高まります。
免疫細胞のひとつ「 T細胞 」が病原体の情報を長期間記憶するためには、質のよい睡眠を7~8時間とることが
必要とされています。
3 メンタルバランス … 免疫が正常に機能するためには、自律神経がバランスよく働いているかが重要です。
ついがんばりすぎて無理をしてしまうことなどでストレスがたまると、自律神経の乱れにもつながるので、
ストレスをため込まないよう趣味を楽しみ、定期的に気分転換とリフレッシュすることが大切です。
また、笑うことで免疫細胞の一つ、病原体をうち倒す「ナチュラルキラー細胞」が活性化するといわれて
います。毎日笑顔で過ごすことが免疫機能の正常化にもつながっていきます。
生活習慣の改善は、年齢を重ねてからでも遅くはありません。
まずはできることから少しずつでも意識して過ごすことを心がけていきましょう。