コラム

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質の良い睡眠 ②

体内時計に目を向けてみましょう。
体内時計とは、活発モードになる日中と休息モードになる夜間というように生体リズムを切り替え、
調整している機能の一部をいいます。体内時計は朝、明るい太陽の光を体に受けるとリセットされ、
活動モードに入ります。
朝、明るい光を浴びるとメラトニンというホルモンの分泌は抑制され、夜になると十数倍多く分泌されます。
メラトニンには催眠作用があるため、分泌されると休息モードに入り眠気を生じさせるほか、疲れを取る作用や
細胞の新陳代謝を促す作用などさまざまな働きをします。

深夜にスマートフォンやパソコンの画面から発せられる強い光を浴びていると、自然の光でなくても
メラトニンの分泌は低下し、睡眠リズムが乱れます。お休みの1~2時間前からは控えるようにしましょう。

また、寝不足や休日の寝坊を繰り返し、体内時計のリズムを崩さないように起床時間や就寝時間は
だいたい同じ決められた時間にすることがおすすめです。