コラム

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メタボリックシンドローム ②

メタボリックシンドロームは、生活習慣病の前段階状態といわれています。
メタボリックシンドロームと診断されても、通常は不快な症状などがあらわれないため放置してしまう方も多いようです。
これまで放置していたという方も、この機会に生活習慣の改善に取り組んでみませんか。

生活習慣の改善は、無理がなく長続きする計画をたてましょう。
毎日続けられないような、きつい運動や極端な食事制限をして一時的に効果がみえたとしても、
体調を崩してしまったり、ダイエット後に前の体重に戻ってしまう「リバウンド」を起こしてしまうことがあります。
よく食べ、よく動き、楽しみながら健康的な身体づくりを目指していきましょう。

運動については、普段の生活のなかで適度な運動を続けることが大切です。
脂肪が燃えるときに必要とされる酸素を取り込む、「有酸素運動」が特におすすめです。
ウォーキングや軽いジョギング、水泳やサイクリングなどが有酸素運動の代表的なものになります。

有酸素運動を継続して行うと、体脂肪をエネルギーとして使い燃焼させるため、
内臓脂肪も同様に減少させることができます。
内臓脂肪が減少することで、さまざまな生活習慣病の原因を予防・改善する効果が期待できるとされています。
楽しみながら運動できると効果も上がりやすくなるといわれています。
ただし、健康上の不安のある方などは医師に相談してからはじめましょう。