コラム

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夏の不調 暑邪(しょじゃ) ③

〈暑邪対策〉
暑邪の症状は身体に熱がこもり、体内の水分のバランスが乱れている状態となります。
熱や汗で失われた水分・ミネラルの補給を心がけ、屋外では強い日差しを避けて
体内に熱がこもらないよう工夫をしましょう。
猛暑の屋外とエアコンで温度調整された涼しい室内を行き来するという場合には、温度差に身体が追いつかず
不調を起こすことのないよう涼しい室内に入る前に薄手の衣類を1枚身に着けるなどの温度調節を心がけましょう。

また、気温が下がらず寝苦しい夜になるため、睡眠不足になりがちです。
お休み前に部屋の温度や湿度を調節し、快適に眠るための準備を整えましょう。
冷却シーツや氷枕などの活用もおすすめです。十分な休息と睡眠で体力回復をはかりましょう。

適度な水分補給は重要ですが、冷たい飲食物の摂りすぎによる胃腸の冷えには注意が必要です。
消化吸収の良いバランスの取れた食事をとり、暑邪に負けず、夏をのりきっていきましょう。