コラム

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温活のすすめ ②

漢方では「冷え」は、さまざまな病気の要因となりうる状態と考えます。
身体が冷えている状態が続くと体内のさまざまな機能の低下を招くこともあるため、温活により冷えを改善し、健康的な体温を保つよう意識することが大切です。

〈冷えの原因を知る〉
生活習慣や食生活、ストレスなどによる自律神経の乱れ、もともとの体質や加齢などによって体温が低下し
身体が冷える原因となります。また、筋肉量が少ないと体内で熱が生産されにくい状態となるほか、基礎代謝も低下するため体温は低くなりがちです。
このほか血流に滞りがあると、体内で生産された熱は身体のすみずみを巡ることが出来ず冷えを感じやすくなり、水分代謝が乱れると余分な水分が排出されず体内で「水(すい)」が停滞するため、むくみや冷えを起こしやすいとされます。

身体を冷やす習慣を続けてしまえば、温活の効果は一時的なものとなります。まずは身体が冷えている原因を知り、日常の習慣の見直しから始めましょう。