コラム

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ヒートショック ③

〈ヒートショック対策 入浴時①〉
温度差が大きいほどヒートショックを起こしやすくなるため、温度の変化をできるだけ少なくする
工夫が必要です。

入浴前にあらかじめ脱衣所や浴室を暖房器具などで温めておくことや、入浴前にしばらくシャワーを
出したままにしておき、浴室の壁や床に温水をかけてあたためることでひんやりしない浴室づくりを
するなど、温度変化の少ない環境を整えましょう。

入浴の際は手足などの心臓から遠い場所にかけ湯をし、少しずつ身体を慣らし温めていきます。
ヒートショックを起こしやすくなるため、いきなり浴槽の熱いお湯につかることは避けましょう。

また、お湯の温度が41℃以上になると身体に負担がかかることが知られています。
温度は38~40℃くらいに設定し、ぬるい場合は熱いお湯を少しずつ足して徐々に温めます。
また、長湯をすると身体に負担がかかりますので、入浴時間にも注意し身体に負担の少ない入浴方法を
意識することが大切です。

入浴すると発汗により、体内の水分が失われてます。
脱水症状を抑えるため、入浴の前後にそれぞれコップ1杯の水分を摂ることが推奨されています。
のどが渇いたと感じていなくても、入浴前後の水分補給を習慣にしましょう。