五行とは、自然界に存在するさまざまな事柄や要素を木(もく)・火(か)・土(ど)・金(こん)・水(すい)の五つに分類し、これら五つが互いに助けあったり、打消しあったりしながら変化する事により、あらゆる現象が成りたっているとする漢方の考え方となります。
また、24節気の立春から始まり立夏までの3か月を「発陳(はっちん)」といいます。
春の発陳の3か月は、万物すべてのものが生じ、芽を出し活発に動き出す季節とされます。
春は早起きして朝日を浴び、生じてくる生命力や気をおさえこまず、のびやかに過ごすことが良いとされます。
「陰」である冬から春の「陽」に移り変わる中、身体をめぐるエネルギーが高まる季節ではありますが、陰から陽への変化に身体がうまく適応できずにバランスが崩れると、様々な春の不調を招きかねません。おだやかな春の訪れとはなりますが、適切な体調の管理で春の不調を防ぎましょう。