コラム

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綿柎開(わたのはなしべひらく)

綿柎開(わたのはなしべひらく)
二十四節気,七十二候の中で、8月の終わりから9月の始まりにかけての時期の名称で、
綿の実が結び、はなしべが開くころとされています。

気圧、温度、湿度などの天候の変化により身体にさまざまな不調があらわれる「気象病」を
ご存じでしょうか。「気象病」とは正式な病名ではありませんが、多くの人が感じている気候の
変化に伴ってあらわれる身体の不調をあらわす総称とされています。
 
悪天候の前に生じる頭痛や、寒暖差によって起こる疲労等がよくみられる症状となりますが
それ以外にも関節痛、首や肩のこり、腰痛、めまい、眠気や倦怠感、気分の落ち込みなどさまざまな
症状が天候や気温、気圧、湿度などの変動によって起こりやすくなるとされています
また、もともと頭痛や関節痛などのある方はその症状の悪化を感じる場合もあるようです。
 
不調が起こる理由
気候や気圧の急激な変化に身体が上手く適応する事ができず、結果として自律神経のバランス
を乱してしまうという理由のほか、原因の一つとして「内耳」が関係している事が考えられています。
気圧・温度・湿度などの気候の変化が起こると「内耳」がその変化の情報を脳に伝える事が分かっていますが、敏感に反応しすぎると脳に過剰な信号を与え、それが過度な刺激となることから
不調の原因のひとつになるとされています。
 
気象病を防ぐためには、毎日の生活習慣を見直すことも必要となります。
質の良い睡眠をとるよう心がけ、バランスの良い食事で腸内環境を整えましょう。
ストレッチや過度な運動で自律神経の乱れを改善し、ストレスを溜め込まないようリラックスでき
る時間をつくってみるのもおすすめです。
また、対策を取っても改善しない場合は無理せず医療機関を受診するようにしましよう。