現代は睡眠の悩みを抱えている人が多いと言われています。
目がさえてしまって眠れない人、夜中起きてしまう人、夢見が悪くて眠った気がしないという人……。
疲れているのに眠れない人もいます。
睡眠に不安を抱える状態が長く続くと、日中眠くなってしまったり、だるくて疲れた感じがしたりと、
起きている間の生活に支障をきたすこともあります。
眠りが浅くなる原因は多岐にわたります。人は眠りに入るとき、手足から熱を放散して、
深部体温を下げることで眠りにつきますが、うまく熱を放散できないと眠りが浅くなってしまいます。
そのため、暑い夏の間は眠りが浅くなる人が多いのです。
また、体が冷えすぎていても、血管が収縮してしまって深部体温の調節がうまくいかず、眠りにつきにくくなります。
就寝前にはゆっくりお風呂に入り、体を温めて、眠るころには体温がゆっくり下がっているという状態ですと、
眠りにつきやすいと言われています。
また、日ごろから睡眠に必要と言われている栄養素を摂取することも、眠りの改善の一助となります。
普段、疲れを感じているのに眠れない人は、疲労回復に効果的なビタミンB1、B2、B6を摂取するとよいでしょう。
また、睡眠と関係の深い栄養素として、アミノ酸のグリシンというものがあります。
天然の食品に含まれる栄養素で、エビ、ホタテや、牛肉、豚肉、鶏肉などのお肉類に多く含まれています。
また、漢方の考えでは、ストレスも睡眠を妨げる要因となると言われています。
睡眠時はリラックスすることを心がけ、眠れなくても焦らないことが大切です。