コラム

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【冬の乾燥について】


冬は、一年の中で、気温が下がることで、空気中に含まれている水蒸気が減るため
湿度が低下し、空気が乾燥する季節です。
また、乾燥した空気に肌が触れることで、空気中へ肌の水分が奪われてしまうので、
乾燥した状態が続くようになります。

乾燥肌の予防としては
① お風呂の温度は、38~40℃が適温
② 風呂上りには、保湿剤を塗る
③ 加湿器などを使って湿度50~60%前後程度に保つ


つい、寒い季節は、熱い温度のお風呂に入りがちですが、熱いお風呂は、通常よりも肌を保護している皮脂がながれてしまい、お肌の水分を保持する事ができなくなるため、乾燥肌の原因となります。
入浴はなるべく短時間で行い、お身体を洗う際は、ナイロン製ではなく綿素材を使用し刺激の少ない石鹸やボディソープで、ゴシゴシ洗うのではなく、お肌を傷つけないよう優しく洗いましょう。


特に、お風呂上りは、お肌の水分が蒸発しやすいので、すぐに保湿剤を塗ることをお勧め致します。
なお、室内も暖房器具などを使用することにより、空気が乾燥し、肌の水分が蒸発しやすくなります。
加湿器を使用したり、濡れたタオルやバスタオルなどを室内に干すなどで、対処すると良いでしょう。


また、漢方での考え方として、血が不足すると「血虚」の状態となり、血流が悪くなり必要な栄養素が十分に全身に行き届かなくなると考えられています。
お肌への影響としては、潤いが失われ乾燥肌になりうる原因ともいわれるので、血の補う食材(レバー、牛肉、ホウレンソウ、黒ゴマなど)を取り入れた、栄養バランスの取れた食事や、質の良い睡眠や休養をしっかり取るようにしましょう。