雨水(うすい)とは二十四節気の一つで、例年2月19日から3月4日頃とされます。
冷えはおだやかとなり、降る雪は雨へと変わり雪解けが始まるのが「雨水」と呼ばれる季節です。
春がすぐそこまで来ていることを感じられる頃となります。
雨水(うすい)の頃
心身ともに健康な状態を保ち健やかな毎日を過ごすため、また病気を未然に防ぐための生活習慣として
古くから伝えられてきた漢方養生の考えがあります。
雨水の頃は、だんだんと暖かくなってくるので少しずつでも身体を動かしていきましょう。
運動が久しぶりという方はストレッチや柔軟体操、ウォーキングなどの軽い運動から始めるのもよいですね。
また、春に向けて体内の環境を整えるため、食養生で身体を養うこともおすすめです。
旬の食材は、その時期に必要な栄養素を蓄えているため旬の物を摂ることが季節の体調を整えることに
繋がります。旬の食材が冬の間に不足した栄養素を補い、この時期に高ぶる肝気の調整をしてくれます。
〈2月に旬を迎える食材例〉
野菜…小松菜 春菊 キャベツ 菜の花 高菜
魚…ブリ サバ タラ
果物…リンゴ 八朔 など
まだまだ寒さの残る雨水(うすい)の時期ですが、身体を整え春本番を迎える準備をしていきましょう。