前回、花粉症の根本的な治療方法として、「抗体をつくらせないこと」と述べました。
今回は実際にどうすれば良いのかについて、お話しします。
それは、『粘膜に傷をつけない』ようにすることです。
既に粘膜に傷がついている方は、その傷が修復した後、傷のない状態を保つようにしてください。
Ⅰ型アレルギーと関係が深いのは、口から食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肛門までの「消化管」と、
口や鼻・気管支から肺までの「呼吸器」での炎症です。
口内炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、便秘、下痢、痔瘻などの消化器のトラブルと、
風邪を引きやすい、咳が続く、のどを痛めやすいなどの呼吸器のトラブルが、
花粉症のほか、アトピー性皮膚炎や喘息、消化管アレルギー等の発症の元になります。
まずは暴飲暴食を避け、胃腸を休めることが大切です。